Building the Future: データで進む

VanMoof Ridesは あなたの走行データをあなたの手の中に収めます。開発者JoostがVanMoofのアプリの最新機能を紹介し、未来への拡張性を探索します。
VanMoofに入社してもうすぐ1年になります。Ridesが入社当時からの私の主な担当業務になります。最初のスケッチやプロトタイプから、リリースに至るまで、プロジェクトがこのように大きくなったことがとてもやりがいになっています。机の上だけでなく、外に出るプロジェクトに関わることができたことも良かったです。– 多くの時間、アムステルダム周辺をテストのために走り回っていました。

走行中に、モーターセンサーがスピードデータを内部のスマートカートリッジを経由してスマホに送信します。VanMoofのアプリは、それから、この情報をVanMoofのバックエンドサーバーに送信し、走行時間と合わせて、距離を計算します。走行を終えるとすぐに、スマホにこれを送り返すのです。こうして、あなたの位置や訪れたお店など当社サーバーに置いていてはデリケートな可能性のあるデータにはアクセスしないでいます。 – また、全ては匿名で、リアルタイムで計算されています。
Ridesはユーザーが長い間望んでいた機能です。私たちは常にコミュニティに目を向け、方向性やインスピレーションをもらっていますが、このようなサービスの構築は、言葉で聞こえる以上に複雑なものです。走行をスマホのGPSを使って追跡するなら簡単です。しかし、機能性とユーザーのプライバシーのバランスをとるべきと考えました。

このプロジェクトの始まりからずっと、自問を続けています。「このことで、お客様のVanMoof体験にどのような価値を与えることができるのか?」そのことを考えることは、どんな機能であっても、新しい機能を商品に追加する時にはとても重要なことです。私たちのユーザーが自身の毎日の行動インサイトや情報が欲しいことは既にわかっていました。– みんなスマホやウエアラブルデバイスがそういった全てのデータを追跡しています。私たちの課題は、バイクのデータをできるだけアクセスしやすく、また、興味深くする方法を探ることでした。
Ridesは完全にオプトインのサービスです。そして、あなたのe-バイクの居場所にはアクセスしないように設計してあります。VanMoofの収集するデータは完全に「無知」で、つまり、システムで明確にしたり、利用したりできないようになっています。 ライダーの中には、地図上の位置がわかるようにして欲しいと望みましたが、それは私たちの予定にはありません。プライバシーの観点からの判断です。同様に、他のライダーデータも見ることができないようになっています。– もちろん、共有を選択した場合は別です。

現段階で、Ridesの将来的な機能はまだはっきりお伝えできません。あなたがどこまで遠くまで走行しているかを知ることは嬉しいことです。– 特に、車や公共の交通機関から乗り換えた人の場合には。– また、このデータを使えば、あなたのe-バイクのパフォーマンスを永遠に追跡できます。また、今のバッテリーの充電レベルでどこまで行けるかも予測できます。
あなたのデータをアクセス可能なものにしたいのですが、同時に、なるべく楽しみも加えたいと思っています。近い将来、走行タブにさらなるインサイトを追加したいと思っています。– これで、最長ドライブをした時におめでとうと言えるようになります。ある一定の走行距離を達成した際にちょっとしたご褒美を贈呈することもできます。もちろん、通知を送りまくることはしません。バランスをきちんと見つけるようにします。街単位で、データを比較することも有意義だと思っています。Stravaのような競争的な面にはあまり興味がなく、もっと、VanMoofのライダーがどれほど世界を変えていくかを確認するためにこういった情報を活用したいと考えています。
VanMoof S3 & X3は、世界中の街を変えていきます。 ぜひ試乗していただき、未来を乗ることがどんなものであるのかを発見してください。